就労継続支援事業って何だろう?
難しい定義や説明はweb検索すればいくらでも出てくるので、出来るだけ簡単に解説してみます。
障害や体力的な問題があって働きたいのに雇ってくれる会社が無いよ、という方に
働き先を提供して、働きながらその仕事に必要な知識や技術を身に付けてもらいたい
という事を目的にした福祉サービスです。
サービスですので、受けるために利用料を支払わなければなりませんが、
行政による負担額軽減措置があるので、多くの方は負担額ゼロで利用する事が出来ます。
一般企業に就職する時と同じように雇用契約を結んで作業する「A型」と、
雇用契約を結ばないで作業する「B型」の2種類があります。
就労継続支援A型とB型の違いは何? 就労“移行”支援っていうのは?
また出来るだけ簡単に解説。
A型事業とB型事業の1番の違いは雇用契約をしているか、いないかという点です。
ただし、工賃とよばれるお給料はA型にもB型にも支払われます。
雇用契約してないからB型の事業所ではお給料がもらえない!なんてことはありません。
就労移行支援は、一般企業に就職する事をめざしてもっと具体的な技能を身につけようという支援事業です。
一般就職をめざして利用する福祉サービスなので、利用期間が2年間までになっています。
ここを目的地にしないでください、ということですね。
事業所と雇用契約を結び、作業・訓練します。
利用料は継続支援支援と同じように多くの方は負担額ゼロで利用する事が出来ます。
・A型
事業所と雇用契約を結ぶので、定められた最低賃金以上の工賃が保証されます。
また、事業所が設定している場合、各種社会保険の適用もあるので安心して職場で訓練ができます。
主な対象者は、盲・聾養護学校卒業者や一般企業を離職した方です。
・B型
事業所と雇用契約を結ばず、事業所の定めた工賃や条件で作業します。
利用する方が可能な作業が用意され、作業に応じた工賃が設定されています。
最低賃金以下の工賃設定になっている場合が多いです。
障害の重い方や、年齢や体力の問題で一般企業離職した人など様々な方が対象になります。
・就労移行支援
事業所と雇用契約を結ぶので、賃金などが保証され安心して訓練することができます。
A型よりも高度な作業内容になるので、工賃も高く設定されていることが多いです。
主な対象者は、養護学校卒業者や就労継続支援A型事業所から移る方です。